久しぶりに臨床心理士であった故河合隼雄のカウンセリングに関する本を読んで、少し反省した訳です。聞き上手、共感姿勢。1回生の時、ユング心理学に嵌って、カウンセリングを学んだ。しかし、ある時から、その効果の曖昧性から、何かを起こすにはどう行動するかでしょう、そのための意見をしっかりと述べることでしょうって思った。どこかで橋下さんのように、自分の意見をひたすら論じるみたいなところが、かっこよく見えました。確かにグループディスカッション等においては、そんな人間が好かれるような傾向があるように思います。しかし、それでは相手の気持ちを汲み取ることなど出来なくて。いくら正論で相手に押しかけても人間というのは元々感情の塊。それに反抗したくなる。論理でひたすら正論ばかり語られても響かないわけで。確かにかっこいいが。
自分の場合、意見をひたすら論じることこそが出来ると知らぬ間に勘違いをしていたようです。だからと言って聞き役にだけ徹するのもどうかと思うが。困っている人に対して、正論だけを語るのは嫌われます。むしろ、その正論を一緒にこれどうなんだろうって言えるような関係が理想なのかもしれません。因果関係に落とし込むのが適切でないときもある。人間関係においてはなおさら。
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