今日は正負の法則ということについて、皆さんと共有したいと思います。
三輪明宏さんの著書である『ああ正負の法則』ということについて見ていきます。
この本の中で正負の法則ということが述べられています。どういうことかと言いますと、「いいことが続けば、悪いことも起きる」、「悪いことが続けばいいことが起きる」ということです。私自身この本を読んだときは非常に確かにそうだなと感じました。
(参考)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%82%E6%AD%A3%E8%B2%A0%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87-%E7%BE%8E%E8%BC%AA-%E6%98%8E%E5%AE%8F/dp/4891946458
要は、生きている間に「プラスマイナスゼロ」になるということ。いいことがあれば、その分悪いことも付随してくるし、悪いことが続いても、きっといいことが生きるということ。この宇宙は「陰と陽」の関係で成り立っているというわけです。
私自身今までの人生を振り返ってみてもそのような波があったように思います。私の場合は、小学校の時に喘息で学校を休みがちで入退院を繰り返しており、運動をあまりしてこなかった。おかげさまで、中学校、高校、大学と様々なところでスポーツがあまり得意ではなかった。また、勉強もまともにやっていなかったこともあり、中学校に入ったときの最初のテストは最下位に近く、非常に困った。また、虐めや不登校といったこともあり、私は学校の先生や親から普通の子ではありえないくらい、すごく手助けしてもらった。私自身、そうした手助けと自分を変えようと思ってひたすら努力してきたこともあり、学校の中でも、成績はだんだんと上位になり、親をはじめとして多くの人に「頑張ったね」っていってもらった。そして、その中で、人の好さというか、愛というか、そうしたものもいっぱい与えてもらったし、必死で人に尽くすことの大切さとか、虐められている子がどんな気持ちかとか、不登校の子がどんな気持ちでいるのかということ(もちろん一般化は出来ないが)を身をもって学んだ。
結果的に私自身は紆余曲折を経たわけであるが、普通の人が体験できない経験や感動を味わうことが出来たし、普通の人が困らないところで一杯困ったこともあった。これからは、この経験から得たことをどのような形で社会に還元できるかというのが課題です。私は困っている人、弱者を救いたいという思いが強いです。
要は得たものと失ったもの両方あり、それをプラスマイナス足し合わせると結局ゼロになると思うのです。
さて、最近のニュースに関して一番ホットなのは、テレビの司会者であり、フリーアナウンサーであり、タレントでもある、みのもんたさんの話題であると思います。みのもんたといえば、テレビ界においては超大物の人間で、年収が40億から50億とも言われています。『みのもんた朝ズバっ』においてかかる時給が300万円と言われています。(※勿論、この大部分は、税金で持って行かれるのですが)。私が子供のころから慣れ親しんだ方でしたが、二男が窃盗容疑の為に逮捕を受け、自身のレギュラー番組であった『みのもんたの朝ズバッ!』と『みのもんたのサタデーずばッと』への出演を自粛すると発表しました。また、痴漢未遂の疑いもかけられており、Utubeでかなりそうした動画がアップされていて、コメント欄には物凄いバッシング。かなり、この夏に起きた問題は大きな転機になってしまったと思います。私自身は、バッシングの言葉を見て、この言葉を発している人に対して憤りを感じずにはいられませんでした。なぜかというと、確かにやったことは間違いだったと思います。そのことについて、責任は問われるべきであると思います。しかし、「死ね」とか「消えろ」とかそうした言葉は本人に対する人権侵害であると同時に何の生産性もないからです。感情的に責めたところでどうしようもないでしょうし。この事件から、勿論、結果論でしかないので直接的には言えないですが、正負の法則が働いているように思われます。かなり、メディアの世界において、最高の地位に付け、多くの人に愛されて(多くの国民に知られるような存在)いましたが、今回ものすごい数のバッシングがありました。
他にも、島田紳助さんの時も、すごいトーク力によって国民から支持を得ていたにもかかわらず、暴力団との接触によって、あっさりと芸能界から引退してしまったり。
歴史的に視たときはどうなのでしょうか。例えば、フランスのマリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・ドートリシュ(1755-1793)は彼女が一部の寵臣のみ偏愛し、ヴェルサイユの品位の低下などを招いたり、また無類の浪費家でギャンブルに耽った。結果的に多くの人の不満や憎しみを買い、最終的にはギロチンによる処刑です。また、ナポレオン・ボナパルトはフランス革命後の混乱を収束させ、軍事独裁体制を敷き、イギリスを除く、ヨーロッパの大半を制圧するわけですが、最終的にワーテルローの戦いで敗北、セントヘレナ島に幽閉されてしまいます。
こうしたように歴史的に視ても、正と負の両方の側面を理解できます。
そこで、何が必要かというと、とにかく、自分から負を先払いすることが大切だそうです。どういうことかというと、とにかく、世のため人のためです。その中で、愛を誰かに与えることを通して、先に負を先払いするのです。口で言うのは簡単ですが、実際は難しい。
それこそマザーテレサは人に与え続けた人の典型です。だからこそ、ノーベル平和賞を受賞したり、今なお数多くの人に愛されていますし、尊敬されています。
そこで、私自身は?私自身も、もっと与えないといけないと考えています。ですが、その方法が時に不明瞭になることがあるのですが、私はとにかく仕事に尽くすことであると考えています。結局のところ、自分のすることに真剣になれば結果的に誰かにいい影響を与えられるのではないかということです。例えば、私のサークルを挙げてみると、踊りを極めた人は下の人から尊敬されます。また、私の場合、教育の知見を色々と勉強してきたので、結果的にそうした人たちからなるほど、そんな考えもあるのがーって思っていただいて、会えてよかったといってもらえるのが非常にうれしいです。また、私が受け持ったパソコンの授業にしても、うまく教えることによって結果的に全体の雰囲気をよくしたり、他のスタッフから人気講師ですね、参考にしたいですっていってもらえたりと。他にも、私の勉強への姿勢を兄弟が真似してくれたり。
要するに何が言いたいかと言いますと、自分のやっていることに精を出すということ。それが結局、誰かに与えることなのかと思います。勿論、マザーテレサのようなことを出来る人は数少ないと思いますし、また、みのもんたや島田紳助のようになることは難しいと思います。しかし彼らに共通するのは目の前のことに熱心であることです。
さて、正負の法則という話からいかに生きるかという話題になってしまいましたが、何か参考にしてもらえると幸いです。私自身、何か皆さんに新たな発想を知らない人に提示していきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿